単発

単発バイトの勧め

あなたは看護師の世界にも、単発のバイトがあるって知っていますか?
知っている方もいるでしょうが、まだまだ知らない方も多いのでは?
今回は看護師の単発のバイトについて書きます。

看護師の単発バイトの種類

単発バイトについて聞いたことある方、やったことあるよーって方もいるとは思いますが、ここではどんな種類があるのか説明します。
求人を見ていて多いのは介護系です。
例えば、デイサービス有料老人ホーム訪問入浴などです。障害者施設もありましたね。かなりの数があります。日勤のみならず夜勤の単発のバイトもあります。
また、最近では介護士不足のためか看護師免許を持っている人だけど、介護士の仕事をしてください、という募集もあります。
医療系ももちろんあります。
少ないですが、日勤の病棟夜勤の病棟、多いのはクリニック健康診断などですね。
その他の部類としては、保育園遠足や林間学校、修学旅行の添乗、など。
思ったよりも多くの職場から求められていますよ。


単発のバイトをする人ってどんな人?

単発のバイトをしたことない、聞いたことがない、聞いたことはあるけど身近ではいなかった、というあなた、どんな人が単発のバイトをしてるんだろう?って思ったことはないですか?
実は、単発バイトに来ている人の半分くらいは常勤として働いている看護師です
あくまでこれは私が今までに会ったり聞いたりした印象です。
ただ、単発のバイトで有料老人ホームなどに行くと、同じように単発で来ている看護師に多く会います。
その中の数人は常勤で働いているけど休みの数日は単発のバイトをして収入を増やしている、と言います。
その他の人はというと、転職の間でとりあえずの収入のため結婚して基本的に働いていないけど旦那さんに断って月に数回働いている人基本的に単発のバイトやツアーなどで生計を立てている人など様々です。
私はというと、休みが多い病院で働いているときは休みの日にバイトに行ったりしていましたし、常勤で働いていないときに単発で生計を立てていたこともありました。その時は実家にいたので生活費が少なかったというのもあります。

単発のバイトをする理由は?

常勤で働いているあなたが1番不思議なのは、もしかしたらここじゃないですか?
普通に働いてお金をもらっているのに何でさらに働いてるんだろう?
今回はその答えをここで明らかにします。
まず、常勤で働いているのに単発でバイトをしている人の理由。ズバリ、金銭面が圧倒的に多いです。
例えば、もともと大学病院で働いていたけど転職してお給料が減ってしまった。休みは多いけど、収入が少ない。⇒単発で働けばプラスでお金が入ります。
そうではなくても、看護師はお給料が多いと言われていますが、実際のところそんなに多くないですよね。だけど、欲しいものはあるし、やりたいことはあるし、お金かかるー!って人がやってるのが実際です。もちろん貯金のため、という人もいますよ。
特に、夜勤は金額も大きいので常勤にプラスしてやってる人もいます。

次に、単発のバイトを複数もって生計を立てている人がいます。
そのような方は生活費ですね。

そして、主婦の人は自分のお小遣いや貯金、今後の人生プランのために、という方もいますね。

だけど、お金だけではないんですよ
例えば、仕事から離れている人にとってはたまにでも看護師として働きたい、とか常勤で働いている病院とは違う環境で働いて気分転換、いろいろな職場を体験して今後の自分の仕事の参考にする、などのメリットもあります。

単発バイトに興味がある、どうやったらできるの?

単発バイトに興味はあるけど、具体的な方法がわからない、ちょっと勇気がいる、というあなたのためにここでどうやって始められるかを説明します。

まず、単発のバイトを紹介してくれる人材派遣会社に登録する必要があります。
あれ?なんか聞いたことがあるような・・・
以前お話しした派遣を紹介してくれる会社や転職サイト、その中にも単発のバイトを紹介してくれる会社があります。
登録時に転職先、派遣先、単発のバイト先と探す目的によって紹介してくれる職場が違うので単発のバイトを紹介してくれる会社に登録が必要になります。
私もいくつか登録しています。
登録している会社によって紹介の仕方が異なりますが、ほとんどが下記のような方法です。
多くの会社では、サイトにログインすると日にちや場所などを選んで検索できるようになっています。選択すると、日にちや時間、仕事内容などが書いてあります。
また、それとは別にメールで今募集している職場を日にちや時間、職種などとともに送ってくる会社も多いです。
1つの会社を使って頻繁に単発のバイトをしていると、直接電話がかかって来て条件のいい職場の紹介や働いてくれる人がいなくて困ってる職場に行ってくれないか、など依頼されることもあります。
サイトから応募して、募集要項や契約書がメールに添付されて、実際に働いた時間の報告も全てネットで完結できる会社もありますし、単発バイトが決まったら郵送で募集要項や働いた時間の報告を書く用紙が送られてくる会社もあります。


単発のバイトって何するかわからないし不安というあなたへ

「今まで常勤で働いてきて単発のバイトなんてしたことないから不安だな」というあなた、「病院でしか働いたことないし」というあなた、そんな不安は忘れちゃいましょう。
1度体験してみるとわかりますが、単発のバイトはそんなに難しいものでもないし、その職場のスタッフも単発のバイトに慣れていることが多いのでいろいろと教えてもらえます。
病棟に行った場合は急に知らない患者を持たされて、手術があったりするので実はちょっと大変です。急性期の病棟の場合は初めての中で十分に教えてもらわないで業務をしないといけないので私はあまり選びません。
でも、施設やデイサービスではバイタル測定や、ちょっとした処置(点眼や褥瘡など皮膚の処置が多め)、食事介助が主な仕事です。
病院とは違う空気を感じることも気晴らしになるかもしれません。
保育園に行ったときには子供たちと遊んだり一緒に公園に行ったり、けがをしたり具合が悪い子が出ない場合はそれだけで終わることもあります。
クリニックの場合は点滴や採血、検査などの介助が必要ですが普段病棟では関わらない科や関わらない患者さんと会うのもまた違った経験になりますよ。
健康診断に行ったときは、ひたすら血圧や身長・体重を測るなどその日の担当となった検査項目を黙々とやったり。
常勤ではないので、指示された役割をすればいいので普段の常勤で働く時よりも私は気持ちが楽に働けます

人見知りが強い人、新しい環境が苦手な人、要領が悪いと自分で思う人、人の言動を気にする人には向かないかと思います。
でも、やってみたいな、と思っているあなたはぜひ1度やってみてください。
介護施設を体験すると、患者さんが普段生活している場所や退院していく場所の想像ができます。クリニックだと患者さんはこういうところに普段通院してるのか、と想像できます。
色々な種類の職場を体験することは今後自分のキャリアを考える上でもいい経験になるでしょう。

次の記事では単発のバイトを紹介してくれる人材派遣会社の紹介を、その次は単発バイトのそれぞれの主な仕事内容を説明しますよ。